秋は黄金色のススキ、初夏には青々とした草木や自生のツツジによって彩られる狐ケ丘高原。
狐ケ丘高原は、大河ドラマ『西郷どん』のロケ地としても使われてた、知る人ぞ知る鹿児島県の穴場スポットです。
狐ケ丘高原の頂上からは、雄大な桜島と火山の大噴火と地殻変動によりできた錦江湾など鹿児島の絶景を望むことができます。
そんな狐ケ丘高原へ、秋の終わり(ほとんど冬に差し掛かる季節)へ行ってきました!
眺望をさえぎるものが何もなく、壮大な桜島を望める狐ケ丘高原ですが、
実際に訪れると道が分かりにいように感じたり、実際に狐ケ丘の歩道を進むと、想像していた以上の傾斜や歩きにくい場所も。
「運動靴が必須」ということも訪れるまで分かりませんでした。
狐ケ丘高原へのアクセスは、福山町の体育館を目指して向かう方が多いようですが、今回はお隣の町輝北町のおススメ「輝北天球館」を起点にしたアクセス方法をシェアします!
「狐ケ丘高原行ってみたいな」「行き方が複雑と聞いたけど実際どうなの?」「時期はいつがおすすめ?」「子供と一緒でもだいじょうぶかな?」そんな不安にもお答えしながら、狐ケ丘高原の魅力を紹介します!
- 狐ケ丘高原について
- 狐ケ丘高原への行き方
- 狐ケ丘でのおすすめの過ごし方
狐ケ丘高原について
狐ケ丘高原は、鹿児島県霧島市福山町にある標高557メートルの高原です。
九州自然歩道の北大隅コースに位置する高原の頂上からは、壮大な桜島と空の色を映し出したかのような深い青の錦江湾を望めます。
狐ケ丘という名前の由来は、むかしこの場所にきつねがよく現れたからだと言われています。
狐ケ丘高原への行き方は?
狐ケ丘高原へのアクセス方法を検索すると、福地地区体育館を起点に目指す方法がネットでは見られますが、今回わたしたちは輝北天球館を経由して、九州自然遊歩道を歩きながら目的地を目指しました。
輝北天球館からの距離は約3㎞です。
「マイナスイオンをたっぷり感じたい!」「山道をのんびり歩きたい」といった方はもちろん、
お時間がある方にはぜひ輝北天球館からのトレッキングをおススメします!
輝北天球館からのアクセス
まずはナビに「輝北天球館」と入れて、目的地を目指します。
霧島方面からだと国道504号線を南下、垂水フェリー乗り場からは国道71号線を東へ進み、国道504号線へ合流したら北上します。
のどかな道を進み、途中の牧場を過ぎると見えてくるのが、輝北天球館です。ここを起点に、狐ケ丘高原を目指します。
輝北天球館から狐ケ丘高原へ
輝北天球館から狐ケ丘高原までは、約3㎞の九州自然遊歩道を歩きながら目的地を目指します。
このさきは自販機もないので、必要に応じて天球館で買っておいたほうがいいかもしれません。
トイレも天球館で済ませたほうが良いかも!
大きな天球観測ドームを横目に、巨大な風車のある方へと歩いていきます。
風が強かったためか、見上げると風車がすごい勢いで回っていました。
近づくにつれて、どんどんその大きさが分かる風力発電機です。音も響き渡っていました。
こんなに間近に風車を見れるチャンスもなかなか無いです!
風車を抜けると、木々で覆われた森の道が現れます。この道なりに進んでいきます。
森のなかを歩くので、不安にもなりますが途中でいくつかの立て看板があるので安心です。
ちょうど秋から冬になる季節だったので、森の中には季節を感じる植物たちもみることができます。
途中、車道にも合流するので歩くさいには気を付けて下さい。
ここから10分ほど歩くと、最初の絶景が目に入ります。
狐ケ丘高原に到着?と思いきや、この景色はまだ通過点。
でも、トレッキング途中でもこんなに雄大な桜島を望むことが出来るんです。
頂上まで、あともう少しです!
ここから上り坂が続きますが頑張りましょう。
坂道を上ると、ふたたび狐ケ丘と書かれた看板がでてきます。
福地地区体育館から車で訪れた場合、この場所に駐車されているようです。
普通車だと2、3台ほどのスペースです。写真進行方向は行き止まりになっています。
狐ケ丘高原へ誘導する看板がありました。
ただ、かなり草木に覆われていて、初めのうちは登山口?が分かりませんでした。
一応、頂上へは15分で行けると書かれています。
登山口は先ほどの看板の右手方向にありました!
こちらも草木に覆われていて、かなり不安になりますが正真正銘の入り口です。
ここから狐ケ丘高原の頂上をめざします。
急傾斜や細い道が続きます。
訪れた日の翌日ちょうど雨が降ったことで、足元が少し不安定に。
滑らないように気を付けて下さい。
頂上までは急な登りが続きます。
手すりはもちろん無いので、歩きやすい靴で登るのがベスト。
なんとか狐ケ丘の頂上がみえてきました。
ご覧のとおり、かなり急な道です。
輝北天球館から歩いてきた疲れもあり、果てしなく感じますが、ここまできたら前進あるのみです。
ちょっと休憩をとるために、立ち止まります。
ふと後ろを振り返ると高隈山と志布志湾が見えます。
そしてついに狐ケ丘高原の頂上にたどりつきました。
大きな風力発電機と、その奥に輝北天球館の天球観測ドームが見えます。
狐ケ丘の山頂は、さえぎるものが何もないため鹿児島を360度パノラマで望むことができます。
狐ヶ丘高原でのオススメの過ごし方
狐ヶ丘高原の山頂には、一基だけベンチがあります。
特等席とは、まさにこのことでこのベンチに座って飲むコーヒーは格別です。
今回訪れた時は訪れる人がおらず貸切だったこともあり、桜島を眺めながらのんびりとコーヒーを飲むことができました。
スノーピークのチタンマグは、軽くて持ち運びも便利なので大活躍です。マグのサイズを変えると、スタッキングできるのも使いやすくて便利です!!
冬場は特に風が強いので防寒対策も忘れずに!
今回訪れたのは秋シーズンで、狐ヶ丘高原がススキによって黄金色に輝く季節でしたが、初夏の青々とした風景もオススメです!