ユーロスターで巡るイタリア周遊旅行2日目
昨夜は夜遅かったためか、二人ともいつの間にか爆睡していました。朝は、比較的スッキリ起きれたような・・。
身支度を済ませ、地下にあるホテルの朝食会場にて、お待ちかね朝ごはんの時間です。
朝食はビュッフェスタイル。ここぞとばかりに、野菜や果物を食べきれる分だけ食べます。
朝ごはんを食べて、今日は芸術と文化の街ミラノの町歩き!
イタリア周遊旅行2日目の幕開けです!
本日のプラン
芸術と文化の街 ミラノ観光
明日は朝一の電車でヴェネチアに行きます。
なので、ミラノを堪能できるのは今日一日のみ。
今回訪れる予定のミラノの観光地MAPです。
こういうの作るのは、決まってじゃがいもさんの担当です。
ミラノ中央駅へ
ホテルを出て目に飛び込んできた「ザ・ヨーロッパの街並み」にテンションが上がります!
まずは、明日の電車の乗り場を確認するためミラノ中央駅へ向かいます。
少し街へでると、トラムも走っています。
奥に見える建物が、ミラノ中央駅です。
ミラノ駅の下見もできたので、チェントラーレ駅(Centrale)からカドルナ駅(Cadorna FNM)までミラノ地下鉄に乗って移動します。
ミラノで一番大きな公園「センピオーネ公園」へ
カドルナ駅からセンピオーネ公園の正門にある平和の門を目指します。
センピオーネ公園は、ミラノの町で一番大きな公園です。
公園には、美術館、ドッグラン、バー、カフェなどもあるので、日影を見つけてのんびり過ごすのに最適です。
ミラノっ子も深緑に癒しを求めて訪れる公園です。
ミラノ・トリエンナーレ(Triennale Design Museum)
途中、ミラノ・トリエンナーレというイタリア初のデザイン美術館を通ります。
このときは、『Giro Giro Tondo. Design for children/The 10th edition of the Triennale Design Museum in Milan』が開催されていました。
鼻の部分が、展示場の入口に繋がる橋になっていて、目がぐるぐると動いていました。
参考
ミラノ・トリエンナーレ(Triennale Milano)
料金:€12
営業時間:火~水(11:00~20:00)木~金(11:00~21:30)
MAPはこちら
平和の門(Arco della Pace)
ミラノ・トリエンナーレから左側に歩くと、平和を願って造られた新古典様式の門「平和の門(Arco della Pace)」があります。
屋根裏部屋には、馬に乗って4回勝利したセスティガ・デッラ・ペースのブロンズ彫刻群が配置されています。
アーチ部分にも細かい装飾が施されています。
センピオーネ公園を通り抜け、スフォルツェスコ城へ向かいます。
スフォルツェスコ城(Castello Sforzesco)
スフォルツェスコ城は、16~18世紀に城塞として使われていたお城で、設計には、レオナルドダヴィンチが携わったとか。
正面に映っている塔は、フィレーテの塔と呼ばれています。
城の中庭では、多くの人がくつろいでいました。
スフォルツェスコ城の手入れされた芝生のグリーンに癒されますよね。
思わず芝生でピクニックしたくなるような、そんな雰囲気のお城でした。
メモ
ダンテ通りを通り、ドゥオモ周辺を歩いていると美味しそうなショーケースが目に入りました!!
イタリアのデザートと言えば、ジェラート。露店には、オーガニック素材にもこだわったジェラートがたくさん販売されています。
日差しの強いイタリアでは、サングラスはもちろんジェラートも必須です。
ドゥオモ周辺
ミラノのドゥオモを横目に、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアを目指します。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
ドゥオモの向かって左手に、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアの入口があります。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアは、天井が巨大なガラス張になっていて、床がモザイク画で彩られたショッピング・アーケードです。
このアーケードは、ドゥオモとスカラ座とを結んでいて、十字路になっています。
中央にあたる十字路部分の天井は、八角形のガラス製のドームになっています。
光が差し込み幻想的です。
ちょうど真下にあたる床面に、トリノの紋章があります。
トリノの紋章とは、牡牛(トリノ)のモザイク画の事です。よーく見ると、股間部分が少し窪んでいます。
この窪みに踵を合わせて3回転すると「幸せが訪れる」とか、「再びミラノに戻ってこれる」と言われています。
その他にも、1回転すると、幸運や子宝に恵まれるとも言われています。
このトリノの紋章もミラノの観光名所で、団体ツアーの方たちもいてかなりの人だかりでした。
スカラ座(teatro alla scala)
ミラノを代表するオペラハウス。ここではオペラ公演を見る以外に、スカラ座博物館が公開されています。
外観だけちらり。
ルイーニ(Luini)
ルイーニは、今やミラノでは知らない人はいないというぐらい超有名なお店です。
看板メニューは、トマトとモッツァレラチーズのパンツェロッティ。パンツェロッティとは、揚げピザの事です。
普段は、長蛇の列が出来ているそうですが、私たちが行ったときは、空いていてすぐに買うことが出来ました。
ミラノのドゥオモ(Terrazza sul Duomo)
ミラノのランドマークと言えば、やはり外せないのがこのドゥオモ!
イタリア最大のゴシック聖堂で、尖塔、その塔の最先端に輝くマドンニーナの像、ステンドグラスなどが見どころです。屋上テラスにも登れます。
芸能人のインスタとかにもよく出てくるので、なんとなく馴染みを感じちゃいました。
メモ
ドゥオモ(Terrazza sul Duomo)
営業時間:9:00-18:00 閉館は19:00(無休)
入場料:2€(美術館に入れます)
備考:ドゥオモ、美術館、屋上テラス、地下洗礼堂に入れるドゥオモパスが15€
屋上テラス
営業時間:9:00-18:00(無休)
入場料:エレベーター13€、階段9€
ヴェラスカタワー(Velasca Tower)
ドゥオモから歩いて10分の場所にあるのが、ここヴェラスカ・タワー(Velasca Tower)。なんとも歪なかたちをしている建物です。
ヴェラスカ・タワーはなんと、地上26階、高さ106mがあります。
ドゥオモの屋上テラスから眺めたヴェラスカタワーはこちら。
驚くことに、この建物の一部は住居スペースになっています。
ミラノ市内をひとり占めできそう。お値段も泊まったホテルの5,6倍はしていました。
焼肉4回は行けちゃうなあ、なんて思いながら次の目的地へ移動します。
ナヴィリオ地区
ミラノでも下町と言われているナヴィリオ地区へ。
個人的にファッションやブランドにあまり興味が無いので(バックパックでお土産もあまり買えないというのもあるけど)、こういう下町チックな場所のほうがワクワクします。
サン・ロレンツォ・マッジョーレ大聖堂(San Lorenzo Maggiore)
4世紀に建造された教会ですが、火災とかがあって今こうして残っているのは、16世紀後半のもの。建築当時のモザイク画が残されています。
ヴェラスカタワーからは、歩いて約15分です。
メモ
営業時間:8:00-18:30/日、祝日 9:00-19:00(無休)
入場料:無料
ティチネーゼ門(Arco di Porta Ticinese)
5月24日広場にある19世紀に建造されたティチネーゼ門。航空写真でみるとよくわかるけど、街の真ん中にあり周辺にはトラムや車両が走っています。
その他にも広場には、青果や魚介市場、ワインの量り売りもありました。
ティチネーゼ門に書かれている「MDCCCXV」は、ローマ数字で、街を歩いていると、こういった歴史的建造物などによく見かけます。
ローマ数字は、普段あまり見ないので暗号みたいで新鮮です(笑)。
ここから再びドゥーモ方面へと戻ります。
サン・マウリツィオ教会(Chiesa di San Maurizio al Monastero Maggiore)
16世紀に建てられたサンマウリツィオ教会は、内装がフレスコ画でびっしり埋め尽くされている教会です。
入場料はなんと無料。
教会へ足を踏み入れるまでは、「どんな感じだろ~?」とあまり想像がつきませんでした。
中へ入ると、なんとも美しい絵画が散りばめられていてびっくり。
さらに教会の奥へと足を運ぶと、「最後の晩餐」の絵画をみることができます。
教会の外側からはまったく想像のできない美しい絵画の数々、そして庭園があります。
庭園は「秘密の花園」のような、木々や小さな花々が植わった、美しくて可愛らしい場所でした。
最先端をいくミラノの都市の真ん中に、心が落ち着く場所を見つけた気がします。
ミラノで訪れたかった場所の一つ「ナビリオ・グランデ運河(Naviglio Grande)」を訪れます。
かつてのミラノは、様々な物品を運河を使って運んでいました。
そのため、たくさんの人工運河があり、水の都と呼ばれていたこともあります。
現在では、交通機関の発達により陸送にて物品を運んでいるため、ナビリオ・グランデ運河以外の人工運河は、埋め立てられています。
このグランデ運河は、スタジオジブリの紅の豚のワンシーンのモデルになっています。
どこを切り取っても、美しい景色に思わずうっとりしてしまいました。
夕日が凄く綺麗でした。
旅先に好きな映画やシーンのモデルになった場所があれば、自分の目で確かめてみたい!と思わずにはいられないわたし。
紅の豚の主人公「ポルコ・ロッソ(紅の豚)」は、かつてイタリア空軍のエース・パイロットでした。
そんなポルコという人物や、紅の豚のシーンに想いを馳せながら、ナビリオ・グランデ運河をいつまでも見ていたいなあ。
TODAY’S SPECIAL♪
今日の晩御飯は、グランデ運河沿いにあるバーで、お酒をいっぱい引っ掛けながら、軽いおつまみを堪能!
イタリアの晩御飯は、だいたい20時~21時の間にスタートします。
その1~2時間前に集まって、食前酒を飲みに行く習慣があります。
食前酒といっしょに、おつまみに軽食を食べるのですが、ビュッフェ形式の料理やおつまみがついているお店がたくさんあります。
イタリア語で食前酒はアペリティーヴォ(APERITIVO)、夕食はチェーナ(Chena)と言います。
アペリティーヴォとチェーナを同時に摂ることをアペリチェーナって呼んでたりします。
周りを見渡すと、オレンジ色に輝くカクテルを飲んでる人がたくさんいました。(写真は後日飲んだスプリッツ)
この飲み物は、スプリッツ(spritz)と呼ばれるアペロールと呼ばれる柑橘系のリキュールを加えた白ワインベースのカクテル。
アペリティーヴォで最もよく飲まれている定番カクテルです。
ちなみにスプリッツの味は、甘いもの、ほろ苦いもの、苦いもの・・と自分好みに無限に楽しめるのも魅力的です。
ミラノの歴史文化や食文化を満喫したあとは、Milano Porta Genova駅から地下鉄に乗りホテルへ帰ります。
色んなところをウロチョロしていたので、気づけば、なんと25kmも歩いていました!
明日は水の都ヴェネツィアへ!
番外編|ミラノのおススメカフェ
ヨーロッパって、どうしても物価が高いイメージがあったけど比較的カフェで飲むコーヒーは、日本と価格帯が変わらない気がしました。
Pasticceria Cucchi
「Pasticceria Cucchi」は、ケーキやジェラート、ワインも飲めるお店です。
ランチの営業もしていて、値段も€12~とめちゃくちゃ高い訳では無い。ショーケースを見てるだけでも幸せな気分になります。
panini durini
「panini durini」はミラノの街で、結構見かけるカフェ。
店舗の情報をみる限りだと、ミラノをメインとしているチェーン店なのかな?
パニーニって書いてあるけど、パニーニ以外にも色んな種類のドーナツやクロワッサンもあって、甘いもの好きな人にもピッタリ!あとは、サンドイッチもありました。
カクテル(€6)も飲めて、街歩きでちょっと疲れたときに一休みもいいかも。
ユーロスターで巡るイタリア周遊旅行3日目!水の都ヴェネツィアへ!
ミラノからユーロスターに乗って水の都ヴェネツィアへ!ナポレオンが世界で最も美しと称賛したサン・マルコ広場や、ヴェネツィアの街を一望できる鐘楼、イタリア料理を堪能します!