RV(キャンピングカー)について

アメリカのキャンピングカーの運転操作について

今回は、アメリカのキャンピングカーの運転操作について、紹介していきます。

ハンドルについて

まずは、RVのハンドルについてです。

RVのハンドル

RVは、乗用車と違い車体が重たいので、乗用車と同じハンドリングではうまく行きません。

アクセルもブレーキも感覚が異なります。特にブレーキがかかりにくいのは、要注意ですね。

話が少しそれましたが、ハンドリングしにくいといっても、RVのハンドルは非常に大きく、案外運転しやすいです。(どっちやねん!)

借りる車両によっても異なると思いますが、イボイボ付きの軍手を持参されると運転しやすいと思います。

BBQとかにも使えるし、一石二鳥です!

ウインカー

次に、ハンドルの左奥にあるレバーが、ウインカーです。

日本と逆なので、注意してください。慣れたころに間違えます。

ギアシフトレバー

次に、ハンドルの右奥にあるレバーが、ギアシフトレバーになります。

手前に引いて、上下に動かしてギアシフトさせます。

アメリカの道路は、長い坂道が続く場所も多々あるため、状況に応じてギアシフトした方が良いです。

とくに坂道を下る場合は、ギアシフトさせてエンジンブレーキを活用して、減速させる必要があります。

通常のブレーキだけで制動しているとブレーキパッドが焼けてしまう恐れがあります。

ヒルディセントコントロール

また、このギアシフトレバーの先端に、ヒルディセントコントロールのボタン(TOW/HAUL)がついています。

この機能は、簡単に言えば、エンジンブレーキの強力版です。

もちろん坂道を登るときにも有効です。

なお、TOW-HAULとは、日本語訳すると「牽引」になります。

マークも牽引車のマークが書かれています。

これらを併用して上手いこと使い分けるのがベストだと思いますが、ギアシフトが慣れていないのであれば、少なくとも急な下り坂の場合、まずはこのヒルディセントコントロールのボタンを押しておく方が良いと思います。

クルーズコントロールについて

RVのクルーズコントロール

アメリカで運転していて一番良かったのが、このクルーズコントロールです。

長距離運転するのであれば、この操作が出来るのと出来ないとで、楽さが大幅に変わります。

このクルーズコントロールは、要は自動で速度制御してくれるシステムです。

例えば、80キロに設定すれば、ずーっと80キロで走ってくれます。

アクセルもブレーキもいりません。坂道だろうが下り坂だろうが、一定になるように働きかけてくれます。

それだけじゃなく、減速、加速、速度設定すべて右手だけでできちゃいます!

素晴らしい!!

これ長距離運転の時、最高です。

特にRVの場合、振動が大きく腰が痛くなったりします。

このクルーズコントロールを使うと、アクセルを踏む必要が無いので、割と楽な姿勢を保つことが出来るんです。

あまりに気に入りすぎて、アメリカにいるうちに、日本の車で採用されていないか調べました。

かつての日本車には結構採用されていたようです。

しかしこの機能は、事故につながるケースが多かったため、徐々に廃れていったようです。

ただ、近年の追突防止装置等の発達により、最近では採用する車が徐々に増えてきたようです。

しかも低速時でも使用できる仕様になっているようです。

まぁ、個人的に日本は、長距離かつ一定速度で走り続けられる道路が少ないので、ぶっちゃけこの機能はあんまり意味ないと思いました。

クルーズコントロールの使い方

クルーズコントロールの使い方について、説明していきます。

ON/OFFボタン

まず、左側にあるONとOFFのボタンでクルーズコントロールのスイッチを入れます。

ONを押すと、マークが点灯します。

これで準備万端になります。あくまで準備です。

SET ACCELボタン

次に右側にあるSET ACCEL ボタンについて説明します。

これは、制御したい速度の設定と、その速度の設定を上げることが出来るボタンです。

※車種にもよりますが、私たちが借りたRVでは、30マイル以上の時だけ使用することが出来ました。

仮に、80km/hrでRVが走行しているとします。

ここで、SET ACCELボタンを一回押すと、制御したい速度が80km/hrに設定されます。

これでアクセルペダルから足を外しても、一定の速度で走ってくれます。

ここで、もう一度SET ACCELボタンを一回押します。

すると、制御したい速度が81km/hrに設定されます。

もう一回押すと82km/hrに設定されます。

なお、SET ACCELボタンを押し続けると、制御したい速度がグングン上がっていきます。

制御したい速度が設定されている場合には、SETというランプがつきます。

COASTボタン

これは、制御したい速度の設定を下げることが出来るボタンです。

仮に、80km/hrに速度制御された状態でRVが走行しているとします。(クルーズコントロールのSETが作動している)

ここで、COASTボタンを一回押すと、制御したい速度が79km/hrに設定されます。

押し続けると、制御したい速度がグングン下がっていきます。

簡単に言えば、SET ACCELボタンの逆ですね。

ただし、COASTボタンでは、制御したい速度を設定できないです。

どういうことかというと、80km/hrでRVが走行しているとします。

クルーズコントロールのSETが作動していない状態でCOASTボタンを一回押しても、何も作動しません。

RESボタン

これは、一時的に加速したいときに使うボタンです。

仮に、80km/hrに速度制御された状態でRVが走行しているとします。(クルーズコントロールのSETが作動している)

ここで、RESボタンを押し続けると、グングン加速していきます。

手を離すと、設定した速度80km/hrになるように減速が働きます。

私は、遅い車を追い越す時に使ってました。

クルーズコントロールの解除方法

ブレーキを踏むと、自動制御(クルーズコントロールのSET状態)が解除されます。

一方で、OFFのボタンを押すと、自動制御(クルーズコントロールのSET状態)もクルーズコントロール自体(クルーズコントロールのON状態)も解除されます。

車種により多少操作が変わるので、概要だけサクっと抑えて、あとは実機で試すのみ!

合わせて読みたい
ガソリンスタンド
【保存版】RVの給油やメンテナンスなどガソリンスタンドでやるべきこと!

アメリカでのガソリンスタンドでの給油の仕方について、失敗談交え詳しく説明しています。また、タイヤの空気圧のチェックの仕方なども説明しています。

スポンサーリンク

-RV(キャンピングカー)について