映画「竜とそばかすの姫」の舞台モデルとなった浅尾沈下橋へ行ってきました!!
高知県の仁淀川本流に位置する浅尾沈下橋は、2021年7月に公開の細田守監督最新作「竜とそばかすの姫」のモデルにもなっており、仁淀川の町を上げて盛り上げています。
そして、なんと言っても仁淀川といえば「仁淀ブルー」という名が付くほどで、日本全国の水質ランキング一位にも選ばれた美しく透明度の高い清流が広がります。
一歩足を踏み入れると、なんとも言えない不思議な感覚を覚えました。
「竜とそばかすの姫」の映画を観られた方はもちろん、まだ観ていない方もその情緒あふれる風景にかなり癒されると思います。
この記事では浅尾沈下橋への行き方や周辺のオススメスポットなど、魅力についてたっぷりお伝えしていきます!
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映画「竜とそばかすの姫」の舞台モデルとなった浅尾沈下橋とは
浅尾沈下橋は、高知県高岡郡越知町という場所にあります。
浅尾沈下橋の浅尾は”あさお”ではなく“あそう”と読みます!
仁淀川に架かるこの橋は、映画「竜とそばかすの姫」の主人公すずが通学路として利用する場面に出てきます。
私たちが訪れた日は、連日続く大雨の影響であいにく仁淀川は濁っていましたが、写真には映らない仁淀川の勢いある川の音にとても驚きました。
浅尾沈下橋の歴史
浅尾沈下橋が造られたのは昭和49年、今から約47年前です。
浅尾沈下橋の近くにあるバス停には、「地元住民の切実な訴えによって完成しました」と記されています。
全長は約120m、幅は約3mなので、車一台が通れるくらいの幅となっています。
沈下橋とは?
そもそも沈下橋ってなに?私たちもあまり馴染みがなかったので調べてみました。
沈下橋(ちんかばし)とは、河川に架かる橋の一種です。洪水などで河川の水の量が増えると、橋面が水面下になる橋のことを呼びます。
もう一つの特徴は、欄干(らんかん)が無いこと。
欄干とはいわゆる手すりで、人が落ちるのを防いだり装飾に使われるものです。
なぜ欄干が無いのかというと、流れてきたものが引っかからないようにという理由らしいです。
浅尾沈下橋への行き方
浅尾沈下橋へはいくつか行き方がありますが、私たちはちょうどスノーピークおち仁淀川キャンプフィールドでキャンプをしていたので、徒歩で向かいました。
キャンプ場から歩いて約20分、距離は1.5kmの散歩コースです。
「浅尾沈下橋へは駐車場が無い」と聞いていたので、歩いて行ける距離だとこういう時ありがたいですよね。
国道194号から県道18号を通るルートはかなり道が細いです。このルートで向かう場合、対向車には十分気を付けましょう!
朝9時過ぎにキャンプ場を出発しましたが、写真の通り車の交通規制が行われていました。
警備員さんに話を聞くと「『竜とそばかすの姫』の映画の反響もあって車で来られる方も多くて・・・」と話されていました。
歩いて行く場合は、写真に写っている「浅尾沈下橋」の看板が目印になります。
案内に沿って歩くと、急にひらけた風景が広がります。
右奥の端に見えるのが浅尾沈下橋です。
車道を歩くので、地元の方の車やバスなどには注意しましょう。
だいぶ橋に近付いてきました。
近付くにつれて、仁淀川の広大さと浅尾沈下橋の大きさを感じます。
写真に写っている人たちの大きさからも、川の広さは一目瞭然です。
写真の先に見えるのが浅尾沈下橋です。
民家を流れる用水路の行き先と繋がっているのでしょうか。
右側を流れる用水路の水の透明度にも驚きました。
仁淀川ブルーではありませんでしたが、浅尾沈下橋の中心までくると仁淀川の川の勢いに圧倒されます。
前日の大雨でダムの水を放流したため濁っているらしいです
ダムの水がいっぱいになったときや、台風・大雨がきそうなときは、それに備えて、ダムの水を放流します。
このようなときは、雨が降っていなくても川の水が増水するので、サイレン、回転灯や警報車でお知らせがあります。
カヌーでラフティングを楽しむ人の姿もありました。
仁淀川ではラフティングやカヌー、SUPなど川遊びを楽しめるアクティビティも充実しています!
浅尾沈下橋を渡り終え、振り返ると「竜とそばかすの姫」の主人公すずが住む集落が見えます。
この橋を渡って高校へ通っているなんて、なんだか羨ましい気もしますよね。
浅尾沈下橋は、地元の方にとって今も生活を支える大事な橋なんだそうです。
しっかりルールを守って訪れなければ・・・と改めて思いました。
浅尾沈下橋は地元の方の大切な生活路です。ぜひルールを守って楽しみたい!!
浅尾沈下橋は、映画の劇中歌でBelleが歌う【はなればなれの君へ Part1】のミュージックビデオにも登場しています。
無料シャトルバス
現在公開されている映画「竜とそばかすの姫」公開を記念して、浅尾沈下橋まで無料シャトルバスが運行しています。
「車で行こうかな〜」と考えている場合は、シャトルバスを利用するのも一つですね。
シャトルバスは、宮の前公園前から出ています。
宮の前公園前には、スノーピークかわの駅おち|仁淀川カヌー・カヤックツアーもあります。
バスの時間まで買い物を楽しんだり、時間が合えば仁淀川を堪能できるカヌー・カヤックツアーに参加するのもオススメです!
シャトルバス時刻表:http://www.town.ochi.kochi.jp/upld/images/kankou/ryusoba/bus.jpg
シャトルバスは宮の公園前を朝8時半から運行しています。
運行期間は9月30日(木)までとなっているようなので、「竜とそばかすの姫」ロケ地巡りの際にはぜひ利用してみてください。
浅尾沈下橋|周辺スポット
浅尾沈下橋周辺にあるスポットを紹介します。
高知名産「文旦」を使った特産品が買える!岡林農園
浅尾沈下橋を通過して、5分ほど歩くと大きな建物が見えてきました。
岡林農園というお店で、地元高知県の特産品「文旦」をはじめ様々な商品を販売しています。
岡林農園では、高知県の特産品でもある文旦、ゆずなどを使用したドリンクやゼリージャム、ドレッシングなどを販売しています。
さらに、8月31日まで開催されている「竜とそばかすの姫」仁淀川 映画半券キャンペーン」の加盟店。
映画の半券を持っていくと小夏ドリンクをプレゼントとのこと!
文旦ジュレとゆずジュレを購入しました。文旦ジュレは爽やかな柑橘系の味わいで、少しだけ感じる苦味もマッチして夏のこの季節にピッタリです!
ゆずジュレはゆずの香りはもちろん、文旦ジュレよりも甘さがある印象でした。
寒天入りなので、小腹が空いた時にもちょうど良いのも嬉しいですよね。
住所:高知県高岡郡越知町浅尾750
仁淀川を見渡す文旦の段々畑
仁淀川を見下ろす段々畑で育てられている土佐文旦。
夏の時期は、太陽に照らされて青々とした文旦畑を目にすることができます。
仁淀川周辺を炎天下の中、歩いてまわると汗も滴りますが、文旦のほんのり柑橘系の香りがただよってくると爽やかな気持ちになりますよね。
秋になると、黄色やオレンジが仁淀川周辺を彩るので、季節を通じて楽しめる景色です。
スノーピーク かわの駅おち
浅尾沈下橋との間を結ぶシャトルバスのバス停近くにあるスノーピーク かわの駅おち。
スノーピークのキャンプ用品やアパレル用品の販売や、宿泊施設、カヌー体験のアクティビティの予約もできます。
もちろん高知県仁淀川流域の物産も販売もあるので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか!
住所:高知県高岡郡越知町越知丙625番地4 <08:30-18:00(※水曜定休日)>
映画「竜とそばかすの姫」の舞台へ
いかがだったでしょうか?
日本一の水質を誇る「仁淀ブルー」は、見ているだけでもこの夏の暑さを吹き飛ばしてくれそうですよね。
今回初めて浅尾沈下橋を訪れましたが、映画の世界観を実際に目にすることができて、一味違った楽しみ方ができました!
この夏は、映画「竜とそばかすの姫」のモデルにもなった浅尾沈下橋へ、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
「竜とそばかすの姫」仁淀川 映画半券キャンペーンや、無料シャトルバスも活用してお得に楽しく過ごしましょう!
無料シャトルバスの運行期間は9月30日(木)まで!「竜とそばかすの姫」ロケ地巡りの際にはぜひ利用してみてくださいね!
「竜とそばかすの姫」の絵本を持って映画の世界を楽しむのもオススメです!