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世界一がいっぱい!ロシアのバイカル湖の魅力

バイカル湖

バイカル湖
Наталья КоллеговаによるPixabayからの画像

バイカル湖は、ロシア南東部にある三日月型の湖で、多くの世界一を持っています。

特筆すべきは、世界一の透明度を誇る湖だということです。

バイカル湖とは、ロシアのタタールスタン共和国の公用語でもあるタタール語で「豊かな湖」という意味があります。

バイカル湖は、1996年に世界遺産に登録されていますが、近年環境汚染が進んでおり、今後世界一の透明度を拝むことができなくなってしまうかもしれません。

そんなバイカル湖について、詳しく紹介していきます。

バイカル湖の透明度は世界一

バイカル湖の氷は、世界一の透明度を誇る
Photo by Sergey Pesterev on Unsplash

バイカル湖は、世界一の透明度を誇ります。

バイカル湖は、冬になると1mほどの分厚い氷に覆われるのですが、なんとその氷の上から水深40メートルにあるものを目で見ることが出来ます。

この透き通る美しさこそ、世界一の透明度と言われる所以です。

このあまりの美しさに、シベリアの真珠とも呼ばれています。

じゃがいも
いやぁ〜クリスタルを超えたクリスタルですね!

バイカル湖の深さは世界一

バイカル湖は、最大水深1,741メートルもあり、世界一の深さを誇ります。

バイカル湖には、世界中の淡水の約20%があると言われており、貯水量も世界最大です。

しかも、いまだにバイカル湖を形成する海溝が広がっています。

バイカル湖は、世界最古の湖

10万年以上存在し続ける湖を古代湖と呼びます。

バイカル湖は、この古代湖の一つで、約3000年前に形成された世界最古の湖と言われています。

バイカル湖は、もともと海溝だったと考えられており、ゆっくりと長い年月をかけて、海から独立し、その後、淡水化が進み湖が出来たとされています。

そのため、もともと海に住んでいた生物がバイカル湖の中に取り残されて、変わりゆく環境にさらされました。

変わりゆく環境に適応するため、バイカル湖の生物はさまざまな進化を遂げていきます。

その結果、バイカル湖には多くの生物が生息しており、今では約1500種類もの生物がいます。

バイカル湖は、ロシアのガラパゴス?

バイカル湖が形成される前は大きな環境の変化がありました。

しかし、湖が形成されてから、長い年月が経ちましたが、形成後は、環境の変化がほとんどなかったため、バイカル湖形成当初の多くの生物が生き残っています。

バイカル湖の成り立ちが関係していると考えられていますが、バイカル湖に生息する生物のうち約3分の2がバイカル湖固有の生物です。

そのため、バイカル湖は「生物進化の博物館」とか「ロシアのガラパゴス」と呼ばれています。

バイカル湖の見どころ

バイカル湖の御神渡り

バイカル湖の氷
Photo by Sergey Pesterev on Unsplash

御神渡りとは、気温の上下によって、氷が膨張したり収縮したりすることで、一面に張った分厚い氷の一部が隆起し、氷の道ができる現象です。

バイカル湖の御神渡りは、日本の諏訪湖の御神渡りと比べ物にならないほど大きな氷が隆起します。

また、その氷が世界一の透明度をほこるため、非常に幻想的な光景が広がります。

バイカル湖の御神渡りは、毎年見ることが出来ますが、ベストシーズンは2月末から3月上旬頃と言われています。

なお、御神渡りを見に行く場合は、オリホン島に渡る必要があります。

バイカル湖の氷の洞窟

バイカル湖の洞窟
Photo by Sergey Pesterev on Unsplash

バイカル湖には、たくさんの洞窟があります。

冬になると洞窟の中が凍り、氷の洞窟になります。

氷やつららに覆われた洞窟には、幻想的な世界が広がっています。

バイカル湖特有の生物

バイカルアザラシ
Photo by Deirdre Corcoran Foote on Unsplash

バイカル湖特有の生物として有名なのが、バイカルアザラシです。

世界で唯一淡水に生息しています。

湖に浮かぶオリホン島では、愛らしいバイカルアザラシを眺めることができます。

また、バイカル湖でしか食べられない幻の白身魚オームリ料理は絶品です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

幻想的な世界へ今すぐにでも訪れたくなりませんか?

数え切れない魅力の溢れるバイカル湖ですが、その一方でバイカル湖の自然は環境汚染により侵されつつあります。

バイカル湖が抱える環境問題についても、まとめていますので、ぜひ読んで見てください。

バイカル湖の氷は、世界一の透明度を誇る
バイカル湖の環境問題について

世界一の透明度を誇るロシアのバイカル湖が抱える環境問題について考えるきっかけになれば幸いです。

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