キャンプギア

キャンプ初心者が選んだキャンプギア - テント編 -

はじめに

キャンプギアと言えば、やっぱりテントですよね!

テントも結構種類があって、価格帯もほんとに様々だと思います。

出来れば長く使いたいし、かと言ってハイスペック過ぎても・・・。わたしたちも初めてのテント選びでは結構苦戦しました。

ここでは、初キャンプに向けて調査した情報や、最終的に購入を決めたテントについて紹介したいと思います。

結論から言うと、物凄く迷った挙句、最終的にモンベルのステラリッジ テント2を選びました。

本編に入る前に、このときの私たちはというと・・

  • 山の上でのテント泊が目標!
  • モンベルさん好きです!
  • キャンプギアなんて何も持ってません!

という感じでした。

じゃがいも
山岳テントの中から普通のオートキャンプ場でも使えそうなものを探しました。

まずは、山岳テントの種類にはどういったものがあるのかを、見ていきたいと思います。

山岳テントの種類

山岳テントにも幾つか種類がありますが、テントの形状で大きく4つに分かれます。

テントの形状1 骨組み(自立型と非自立型)

自立型

ステラリッジテント
出典:モンベル

自立型のテントとは、ポールを取り付けるだけでテントの形になります。

ポールがテント全体を支える構造になっているので、必要なポールが多くなります。その分、重量がありますが、設営が非常に簡単で、設営箇所を選びません。

いわゆる万能タイプで、最初のテントにお勧めです。

非自立型

アクト
出典:ヒルバーグ

一方、非自立型のテントとは、ポールを取り付けただけではテントの形にはならず、ペグを打ち、ロープでテンションをかけることによって、テントの形になります。

設営が難しく、特に風が強いときは、さらに難易度があがります。

また、ペグが打てないと、テントの形を保てず非常に脆弱です。

一方で必要なポールが少ないため、軽量かつ携行性に非常に優れます。

こちらは、上級者向けですね。

テントの形状2 壁(シングルウォールとダブルウォール)

シングルウォール

vb-11
出典:プロモンテ

シングルウォールのテントは、防水透湿性を有する1枚の生地で出来ています。

1枚生地で、ダブルウォールの様にフライシートが必要ないため、軽量かつ携行性に優れます。

ダブルウォール

ソウル
出典:ヒルバーグ

一方のダブルウォールのテントは、インナーテントとフライシートの2枚の生地で出来ています。

2枚の生地の間に空間を持たせることで結露を抑えることが出来ます。

また、ダブルウォールのテントの多くは、前室が設けられています。

山岳テントの選び方

自分が欲しい山岳テントの形状が絞れてきたら、次は細かいスペックを比較していきます。

細かいことは抜きにどうやって選んだの?って方はこちらをクリック!

インナーテントのメッシュについて

ゾイック
出典:MSR

ダブルウォール型のテントに限った話にはなりますが、インナーテントの生地にどれだけメッシュが採用されているかによって快適に過ごせる場所が変わってきます。

インナーテントの生地の種類としては、オールメッシュハーフメッシュメッシュ無し1部がメッシュと本体生地の2層構造(チャックで開閉できます)の4種類あります。

メッシュ地が多くなればなるほど、通気性があがりますが、一方で寒さに弱くなります。

そのため、メッシュ無し、もしくは、1部がメッシュと本体生地の2層構造になっているテントを選ぶ人が多いと思います。

ただ、日本の夏は高温多湿なので、真夏の低山(2,000m以下)をメインに使用を考えられている方には、メッシュ地が多いテントをお勧めします。

真夏の低山で、入口のみ2層構造その他メッシュ無しのテントを使用しましたが、朝5時の時点で暑すぎて目が覚めました。

ポイント

一部がメッシュと本体生地の2層構造になっているメッシュ無しのインナーテントをお勧めします!

インナーテントのつけ方について

こちらもダブルウォール型のテントに限った話にはなりますが、インナーテントの取り付け方には、スリーブ式のものと吊り下げ式のものがあります。

スリーブ式

クロスオーバードーム
出典:ヘリテイジ

スリーブ式のインナーテントは、インナーテントに筒状の生地が縫い付けられており、そこにポールを通して組み立てます。

スリーブ式のインナーテントの良いところは、筒状の生地全体でポールにぶら下がる形になるので、局所的に大きな負荷がかからず破損しにくい構造になっています。

吊り下げ式

TANI
出典:ニーモ

一方の、吊り下げ式のインナーテントは、まずポールで骨組みを組み立てた後、インナーテントについているフックをポールにひっかけて組み立てます。

そのため、天候が変わりやすい山岳地域や、風が強い場所でも比較的容易に組み立てることが出来ます

ポイント

山でのテント泊を考えている人には、吊り下げ式のテントをお勧めします!

テントの入り口について

山岳テントは、長方形の形をしているものが多く、テントの入り口は、長辺についているものと短辺についているものがあります。

長辺に入り口がついているテントは、非常に出入りがしやすいです。また、前室が広いテントが多いです。

一方の短辺に入り口がついているテントは、入り口が狭い分、風が吹き込みにくく、風の影響を受けにくいです。

ポイント

山でのテント泊を考えている人には、短辺に入り口がついているテントをお勧めします!

前室の有無

こちらもダブルウォール型のテントに限った話にはなりますが、前室があるテントと無いテントとがあります。

前室とは、インナーテントの外側部分にあるフライシートで囲われた部分の事を言います。多くのダブルウォール型のテントでは、インナーテントの入口付近に前室が設けられています。

前室には、登山靴や使用後のクッカーなどを置いておくことが出来るので、前室があると非常に便利です。

ポイント

前室の有無でも、快適さが違うので、個人的には前室があるテントをお勧めします!

私たちの場合

テントの種類については、扱いやすいさに重点をおいて、自立型のダブルウォールのテントに絞りました。

  • 自立型のダブルウォール
  • 出来れば、オールシーズン使えるテント
  • 可能であれば、オートキャンプ場でも使いたい
  • 収容人数は、荷物の事を考えると3人用?
  • 前室がある方が良い?

こんな感じで意見を出しながら、以下の各メーカーさんのテントを調べていきました。

最後まで迷ったテント

テントの種類は大体分かりましたが、最終的に以下2つのテントで迷っていました。

モンベルのクロノスキャビン 2型

クロノスキャビン2
出典:mont-bell

タープ型のレインフライになっているので、ポールを立てることでひさしを作ることが出来ます。

2人用のテントだけど、前室が非常に広いので、写真の様にテーブルを置いたり、荷物を置くスペースを確保できます。

カタログには、用途として無雪期登山に、対応シーズンについては、3シーズン対応と書いてありました。

オートキャンプ場でも使えそうで、これぞまさに私たちが求めているテントでは?!と思いました。

しかも、お値段が税抜き29,800円とお手頃価格

クロノスキャビン特徴

本体重量:4.30kg※ペグ、張り綱、スタッフバッグを含
耐水圧:1,500mm※フライシート
シーズン:春~秋
価格:29,800円(税抜き)

モンベルのステラリッジテント3

ステラリッジテント3
出典:mont-bell

山岳キャンプ場の写真を撮れば、必ずと言って良いほど、どこかに写っているのがこちらのステラリッジテント。

このステラリッジテントで埋め尽くされた山岳キャンプ場の写真を何枚も見たことがあるほどです。

特徴としては、積雪期でも別売りの防寒防風性を高めるスノーフライを使用することで、オールシーズン使うことが出来ます

レインフライの色が4色あるので、自分の好きなカラーを選ぶことができます。

レインフライやスノーフライは、本体とは別で購入が必要ですが、気分によって色を変えることも可能です。

ただ、お値段がステラリッジテント3の場合、税抜き34,700円(テント本体)+14,800円(レインフライ)なので、ちょっとお高めかな?

ステラリッジテント特徴

本体重量:1.43kg※ペグ、張り綱、スタッフバッグを含
耐水圧:1,000mm※フライシート
シーズン:春~冬※スノーフライシート使用の場合
価格:49,500円(税抜き)

結局選んだテントについて

エクステンドレインフライ2
出典:mont-bell

たくさん迷った末、最終的にモンベルのステラリッジテント2エクステンドレインフライ2型を選びました。

実物をお店で確認!

個人的な印象ですが、モンベルのスタッフさんって、実際にご自身がアウトドアしている人が多い印象で、今までに的確なアドバイスを頂いてきており、すごく信頼してるんです。

山岳テントを選定するのであれば、実物も見たいし、リアルな意見も聞きたい!ということでテントの常設展示室があるモンベル本社ANNEX店へ行ってきました。

じゃがいも
大阪が本社なんですね!

店内へ入るも、テントの展示が一向に見つけられず・・・。

まさか展示場が無くなった・・?

不安になりながら、スタッフさんに声をかけると、別フロアへ案内してくれました。

案内してくれた先には、なんと1フロア丸ごとテントの常設展示室があり、モンベルが扱っている全種類のテントが展示されていました。

ちなみに、担当してくれたスタッフさんは、登山での宿泊経験がある方で、色々とアドバイスをくれました。

  • クロノスキャビンは、場所にもよるけど、風が強い山岳には、あまりお勧めしない
  • 山岳キャンプ場は狭いところも多く、混雑するとテントの設営場所の確保が難しい場合も。収容人数2人用のテントがお勧め

実際に、ステラリッジテント2に夫婦二人で寝転んでみることにしました。

んー狭い
たまご
十分だね

・・・あれ?

意見が一致せず、悩みながらマットなどを物色。結局この日は結論が出ず、引き返すことにしました。

帰宅後、色々調べていると前室が105センチ広くなるエクステンドレインフライというものを発見。

これで多少の荷物は前室に置くことが出来ます。

ということで?使ってみないとどんなテントが欲しいかわからないし、最悪もう一人分買えばいいやってことで、ステラリッジテント2に決めました!

まだ山岳では使えてないのですが、オートキャンプ場で使ってみました。

実際に真夏のオートキャンプ場で使用してみた感想もあるので、よければ読んでみてください!

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