ユーティリティ
今回は、RVのユーティリティ(ガス、電気)について、説明していきます。
なお、排水、給水、給電については、RVサイトで接続作業が必要になります。
接続作業についても、実際の雰囲気がわかるように写真載せているのでぜひ見てみてください。
目次
ユーティリティのモニター
RVの車内には、各ユーティリティの残量等がわかるモニターがついています。
LVELS TESTボタンを押すと、どのような状態かが一目でわかります。
排水について
汚水タンクについて(GRAYとBLACK)
RVには、2つの汚水タンクが設置されており、それぞれグレータンクとブラックタンクと呼びます。
グレータンクは、キッチンや洗面所の汚水をためるタンクになってます。
一方、ブラックタンクは、トイレの汚水をためるタンクになっています。
メーターの見方としては、ゲージが高いほど、汚水が溜まっていることになります。
ブラックタンクで起きたことですが、キャンプサイトで排水を全部流し終わった後、メーター確認すると、メーターが2つ付いているときがありました。
おそらく、トイレットペーパー等がセンサーに付着し、誤作動したものと思います。
結局、すぐセンサーが直ったので良かったのですが、トイレの排水タンクだけに、非常に困りました。
帰国してから知りましたが、取扱説明書にこの不具合の解消方法書いてありました。(取扱説明書の存在を知らなかったです)
まず、ブラックタンクを満水にして、食器用洗剤を1/2カップ入れます。
その後、しばらく運転することで、この不具合を解消することが出来るようです。
トイレの使い方
トイレを使う前に、トイレ用ケミカル用品を使用する必要があります。
使い方は簡単で、まず、ブラックタンクに所定の量の水を貯めた後、トイレ用ケミカル用品を入れます。
私が買ったケミカル用品は、約150Lの排水タンクに対して、水を4L、ケミカル用品を1個(240mL)入れて使うものでした。
私はお腹が非常に弱いため、いつでもトイレに行けるようにと、入念にトイレの事を調べてました!
日本で事前に調べた情報だと、キャンピングカー用のケミカル用品で有名なのが、スーパーケム(SUPER KEM)でした。
しかし、ウォールマートでは売ってませんでした。
他の種類のケミカル用品はたくさん売ってましたが、英語が読めないのでよくわからず・・・。
適当に買ったのがこいつです。
なお、6パック入りのものを買ったのに、中身が4パックしか入ってなかったときがありました。
買う前に中身も確認必須です。
排水の仕方
排水は、RVパークやガソリンスタンドにあるダンプステーション(Dump Station)で行います。
排水は、排水する順番が決まっています。
まず最初にブラックタンクを排水し、その後、グレータンクを排水します。
これは、ブラックタンクの汚水をグレータンクの汚水で洗い流すためです。
実際の排水の様子です。
まず、ダンプステーションの排水口の近くに、RVの排水口が来るようにRVを止めます。
RVの排水口になります。
右の大きなゲートバルブが、ブラックタンクの排水バルブになります。
一方で、左の小さなゲートバルブが、グレータンクの排水バルブになります。
排水口の上に、排水ホースが収納されています。
排水口に排水ホースを接続します。
このとき、排水口付近がなだらかになるようにセッティングしないと排水が溢れます!
排水ホースの出口をダンプステーションの排水口に繋ぎます。
これもできるだけホースがなだらかになるようにセッティングします。
まず、ブラックタンクから排水する必要があるため、大きい方のゲートバルブを手前に引っ張って、開けます。
このとき一気に開けると、これまた排水が溢れかえります!
ブラックタンクは特に要注意です。
ただし、中途半端にしておくと固形物やトイレットペーパーが詰まる可能性があるので、ゆっくり開けて大丈夫そうなら一気に開けちゃいます!
その後、グレータンクを排水して、排水作業は完了です。
ホースの中にどうしても排水が溜まってしまうため、ホースを揺さぶって排水する必要があります。
排水ホースはRV側から外し、持ち上げてあげると、ホース内にたまった排水を簡単に流しきることが出来ます。
なお、排水作業した後はどうしても多少汚れたりするので、軽く水で流してあげた方が良いと思います。
また、排水作業が完了したらすぐにブラックタンク内に水を貯めてください。
ブラックタンク内を乾燥させてしまうと、固形物やトイレットペーパーがセンサーやゲートバルブに付着し、センサーの故障やゲートバルブが閉まらないなど不具合の原因になるみたいです。
RV返却時に注意したいのは、ブラックタンクとグレータンクの両方のゲートバルブを開けておかないと、排水処理していない扱いになることです。
※RVを返却する際、排水タンクを空にしておかないと別途料金がかかります。
また、排水口の蓋も開けておく必要があるそうです。(個人的には、蓋を外して走行すると、何かに引っ掛かって、蓋が無くなったりする気がしてます。)
排水頻度
私たちの場合ですが、RVサイトにもRVパークにもダンプステーションが無いとき以外、グレータンクの排水は、ほぼ毎日行っていました。
なお、ブラックタンクについては、トイレをガンガン使っていたこともあり、2日か3日に1回は排水をしていました。
水について
水タンクについて(FRESH WATER)
RVには、水タンクが設置されており、ポンプ(WATER PUMP)で送り出すことによって、キッチンや洗面台から水を出すことが出来ます。
また、RVサイトなどにある給水設備とRVとを繋ぐことで、水タンクを経由せずに、直接キッチンや洗面台から水を出すことも出来ます。
なお、給水設備から直接給水したい場合は、ポンプのスイッチをオフにする必要があります。
水タンクに入れる水は、RVサイトなどの給水設備から給水される水と一緒です。
水タンクの水の量が減ってきたら、RVサイトなどの給水設備から直接水を供給します。
給水設備が無いときに、RVで水を使えるように、水タンクが設けられています。
※フレッシュウォーターってなってますが、飲料には適していません。
給水の仕方
水タンクへの給水方法です。
水タンクへの給水は、正直めっちゃ簡単です。
ここ(WATER TANK FILL)の黒いキャップを外して、水を注ぐだけです。
最初の頃は、RVのキッチンで空のペットボトル(10L)に水を汲んで、ここに入れてました。
ですが正直時間もかかるし、めんどくさいです。
そこで、給水ホースをここに直接差し込んで、給水してました。(これが普通みたいです)
次に、RVサイトにある給水設備とRVとを直接つないで給水する方法です。
これもめっちゃ簡単です。
これ(CITY WATER CONNECTION)が給水口です。
ここに給水ホースを差し込みます。
給水ホースを差し込んだら、RV側の桜の形をしたバルブを閉めていきます。
RVサイトの給水設備です。
こちらの給水設備は、電気設備と一体になってました。
RVサイトの給水口に給水ホースを接続し、こちらは、給水ホース側にバルブがついているので、それを閉めて行きます。
あとは、RVサイトの給水口を開ければ完成です!
給水口を開ける際も、ゆっくりと開けてください。
バルブの閉めがあまかったり、パッキンが無くなっていたりすると、水が吹き出ます。
パッキンが無くなった事件については、よければ次の日記を読んで見てください!
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パワースポットで有名な町セドナにあるベルロックのトレイルを歩きます。その後、ルート66でおなじみの街セリグマンに立ち寄ります。
給湯について(WATER HEATER)
RVの中でシャワーを浴びるためには、事前にお湯を作る必要があります。
給湯器のスイッチ(WATER HEATERのボタン)を押すと、約20分程度で、お湯が沸きます。
この給湯器は、L.Pガスを用いて、水タンクの水あるいは、給水設備から供給される水を温めます。
このL.Pガスを燃焼させる際に、AC120Vの電気が使用されるため、AC120Vの電気が繋がっていないときは使用することが出来ません。
私たちが借りたRVでは、1回につき約6ガロン(30L)のお湯しか作ることが出来ませんでした。
正直、人ひとり分ぐらいでした。
たまごが先にシャワーを浴び、次に私が入った時にはほとんどお湯が出ませんでした。
RVサイトには、綺麗なシャワールームがあるので、これ以降RVのシャワールームは、使うことは無かったです。
ガス、電気については、こちらからどうぞ!
アメリカのキャンピングカーのユーティリティについて(ガス、電気編)
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