この記事では、ロストバゲージの保険(航空機寄託手荷物遅延等費用補償保険)について、実体験をもとに手続きの仕方とか補償してもらえるものについてまとめています。
ロストバゲージの保険について
ロストバゲージを補償する保険とは
ロストバゲージが発生した際に、補償される保険は、航空機寄託手荷物遅延等費用と呼ばれています。
航空会社に預けた手荷物の到着が、6時間を超えて遅れた場合に適用することが出来、現地到着後、96時間以内に購入した衣類や生活必需品の費用を補償してくれます。
※保険会社さんにより、名称や補償内容は異なるので、よく確認してください。
ロストバゲージの保険に加入すべき?
個人的には、必要ないと思っています。
なぜなら
- ロストバゲージが発生する確率が低い
- しかも、本当に荷物が無くなってしまう可能性はさらに低い
- 6時間以上、荷物が遅延してくれないと保険適用されない
からです。
詳しい理由は、こちらからどうぞ
ロストバゲージとは?その原因や実際に合う確率、補償について解説!
ロストバゲージについて、ロストバゲージが起こる原因や確率についてまとめています。また、ロストバゲージが起きた際に保証してくれる保険についてまとめています。
ロストバゲージの体験談
ロストバゲージの体験
北欧周遊旅行に行った際、ベルリン・テーゲル空港で起こりました。
いつまで経っても荷物が出てこなくて・・・
でも、なんとなくそんな予感がしていました。
だからなぜか、悲しくなるというか、やっぱりかぁ・・・みたいな変な感じでした。
なぜかというと、オランダのスキポール空港で乗り継ぎをして、ベルリン・テーゲル空港に来たのですが、乗り継ぎ時間が45分しかありませんでした。
そもそも、私たちの乗り継ぎ自体も超ギリギリでした。
北欧周遊旅行の初日だったので、少し焦りました。
荷物と追いかけっこが始まる?っとか思いましたが、幸い翌日には無事、荷物を受け取る事が出来ました。
その時の様子は、次の記事に書いています。良かったら読んで見てください。
北欧周遊旅行1日目!まずはドイツのベルリンへ!消えた荷物!?
KLMオランダ航空で、日本からドイツのベルリンに向かった飛行機で、初のロストバッゲージ。専用の手荷物追跡オフィスで手続きをし、ベルリン市内へと向かいます。
ロストバゲージの手続きについて
まず、ロストバッゲージ専門カウンターに行って、預け入れ荷物が紛失したことを申告しに行きます。
申告の際には、下記のものが必要となります。
- 搭乗券
- バゲージタグ
- (あればベスト!)預け入れ荷物の写真
預け入れした荷物の詳細を書く必要があるのですが、預け入れ荷物の写真をスタッフに見せることで、正確な情報をスタッフが記載してくれます。
ここで手続きをすると、後々必要となる「公的機関、交通機関、旅行会社等による事故証明書」がもらえます。
空港によって変わりますが、わたしたちは手続き後にアメニティグッズをもらいました。
中身は、Tシャツ、シャンプー、リンス、化粧落とし、デオドランドスプレー、歯ブラシ、カミソリなどです。
※パンツは、入ってませんでした
ちなみにですが、私たちが乗っていたのはKLMオランダ航空だったのですが、もらったのはエアーフランスのアメニティグッズでした。
ロストバゲージの補償(航空機寄託手荷物遅延等費用)の請求について
実際の航空機寄託手荷物遅延等費用の請求の手続きについてお伝えします。次の順番で行いました。
step
1保険会社さんへ連絡
日本に戻ってから保険会社さんへ連絡しました。
ちなみにですが、私たちは出国前にau損保さんの海外旅行保険に加入しており、その中に航空機寄託手荷物遅延等費用補償特約保険が付帯されていました。
航空機寄託手荷物遅延等費用補償特約保険(au損保さんの海外旅行保険の場合)
航空会社に運搬を寄託した手荷物が、航空機到着後6時間以内に予定目的地に運搬されなかったため、やむをえず必要となった身の回り品購入のための費用を負担した場合に補償されます。
身の回り品購入費とは、①衣類購入費(下着・寝間着等の必要不可欠な衣類)②生活必需品購入費(洗面用具など)③その他、やむを得ず必要となった身の回り品購入費になります。
ただし、1回の事故につき10万円が限度です。また、目的地に到着してから96時間以内に負担した費用に限ります。
step
2必要書類をそろえる
保険会社さんから保険金請求の案内が送られてきます。
その内容に従い、下記の必要書類をそろえていきます。
- 保険金請求書
- 公的機関、交通機関、旅行会社等による事故証明書(原本)
- 身の回り品購入費・支出した費用の領収証(原本)
- 旅券(パスポート)のコピー
- 旅券(パスポート)の日本の出国・入国スタンプ押印ページのコピー
- 航空会社等から補償された金額の確認ができる書類
- その他
上記した各項目について解説します。
保険金請求書
これは、保険会社さんから送られてくる書類です。
公的機関、交通機関、旅行会社等による事故証明書(原本)
これは、今回の場合で言えば、ロストバッゲージ専門カウンターで手続きした際にもらえる書類になります。
事故証明書が無い場合、航空会社さん自身に、保険金請求書の欄の必要事項を記入してもらう必要があります。
身の回り品購入費・支出した費用の領収証(原本)
これは、購入した際にもらえるレシートなどになります。
旅券(パスポート)の日本の出国・入国スタンプ押印ページのコピー
ここ最近、出国手続きや帰国手続きに自動化ゲートが採用されている空港が増えており、出国印・入国印が押されていない場合があります。
実際に、私たちも自動化ゲートを通った為、押印されていませんでした。
その旨を相談すると、eチケットのコピーで問題ありませんとのことでした。
参考
法務省のホームページ:http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00168.html
航空会社等から補償された金額の確認ができる書類
航空会社にもよりますが、航空会社から直接補償を受けられる場合があります。
これについては、事前に必ず航空会社の方へ確認を取ってくださいと言われました。
また、その他の保険を適用した場合(例えばクレジットカードの付帯保険など)は、書類をつける必要があります。
参考
その他
預け入れ荷物を受け取った時刻がわかるものを提出してくださいと言われました。
私たちの場合、預け入れ荷物を受け取ってくれたのは、ホテルだったので(しかもチェックアウト後)、当然何もありませんでした。
こちらについても、相談すると、今回は不要ですとの回答でした。
step
3必要書類を提出
上記の書類をそろえて、保険会社さんへ郵送します。
郵送してから約2週間ほどで保険金が支払われました。
補償してもらえたものとは
元々、1日分の着替えとかは手荷物の中に入れていたので、ロストバゲージの被害が少なかったです。
アメニティグッズももらったし・・・そのせいで、手荷物用のカバンはパンパンでした。
でも、いつ荷物が届くのか分からなかった為、何をどれだけ購入すべきか凄く悩みました。
実際に、どこまで補償してもらえるのか不安ですよね。
私たちも不安だったので、結局、必要最低限のものだけ購入しました。
また、購入するお店も色々悩みましたが、最終的にはユニクロで揃えました。
実際に購入したものは
- 下着類(パンツ、靴下、シャツ):2人分
- 折りたたみの傘:1個
- ウインドブレーカー:1着
です。二人合わせて約1万円でした。下着類については、問題ないと思っていましたが、傘とウインドブレーカーが心配でした。
実際のところ、雨は降ってくるし、防寒着が無くて寒かったので、ダメもとで購入しましたが、あっさり保険がおりました。
10万円まで補償してくれる保険だったので、他にも色々買えばよかったかも・・・ってつい思っちゃいましたが(笑)
何はともあれ、保険の手続きなど以外とスムーズに手続きができて良かったです。
クレジットカードなどに付帯している保険内容も確認しつつ、旅行先や日数など必要に応じて加入しておくと、旅行もぐっと楽しめるのではないでしょうか。
ロストバゲージとは?その原因や実際に合う確率、補償について解説!
ロストバゲージについて、ロストバゲージが起こる原因や確率についてまとめています。また、ロストバゲージが起きた際に保証してくれる保険についてまとめています。