グランドキャニオンの朝
朝4:30、アラームが鳴りました。まだ外は真っ暗です。
布団の中から出れずに寝ぼけていると、じゃがいもさんに「とりあえず助手席に乗って」と。
もちろんまだパジャマ&スッピンです。
肌寒いし、上着だけ着て言われるがまま助手席へ移動します。
既にタブレットのナビは設定済み、4時45分頃にはRVパークを出発しました。
運転するじゃがいもさんの横でわたしは「寒い、寒い」しか言わず。
仕舞にはお腹が空いてきました。
まだエンジンの温まらない中、ぼんやりしながら走っていると、少しずつ世界に朝がやってきました。
朝の始まりをうっすらと感じながら7日目スタートです。
アメリカ横断7日目の予定
アメリカ横断7日目
絶景から拝むグランドキャニオンのサンライズ
朝早く起きて出発したのには理由があります。
それは最高のサンライズを観るためです。
今日の日の出は5時半過ぎ。
それまでに目的のポイントまで向かう必要があります。
昨日バスや徒歩でサウスリムを少しだけ散策してたので駐車場などの場所は、ある程度把握済みです(じゃがいもさんが♪)
駐車場に到着すると、10台以上はRVや乗用車がすでに停まっていました。
ヤバパイポイントで日の出
AM5:20、ヤバパイポイント(Yavapai Point)に着きました。
車の数よりも明らかに多い人が各々の場所でその瞬間を、今か今かと待ちわびています。
AM5:26、空が黄金色に辺りを照らし始め、グランドキャニオンの山々の形が姿を現します。
テンプル(temple)も徐々にその姿を現し始めました。
ものの10分経たないうちに、太陽が。周囲の人からも、わあ~っと声が漏れます。
テンプルのすぐそばから太陽が顔を出しました。
グランドビューポイント(Grandview Point)
AM6:30 頃、グランドビューポイントへ立ち寄ります。
ここは人気のハイキングコースでもあるグランドビュー・トレイル(Grandview Trail)のスタート地点でもあります。
時間帯のおかげか、人が1,2人程しかおらず写真を撮ったり、のんびり雄大な自然を感じたりすることができました。
トイレもありました!
超穴場スポット?リパン・ポイント(Lipan Point)
グランドビュー・ポイントからデザート・ビュー方面へ進むと、Navajo Pointの少し手前にリパン・ポイントがあります。
この先にあるデザート・ビューは有名なポイントの一つなので、そちらへ向かう方も多いと思います。
通り過ぎそうなポイントでしたが何となく、直観を信じて「行ってみよー!」となりました。
AM7:00過ぎ、車を停めてここを最後のビューポイントとして訪れることにしました。
ここもまた絶景です。下にはコロラド川を眺めることができます。
朝の早い時間帯だったためか人が全くいませんでした。贅沢な景色を少しだけ独り占めです。
一泊二日のグランドキャニオンでしたがサンセットからサンライズまで噛みしめる事ができました。
さー!今日も予定は盛りだくさん!次へと進みます!
ホースシュー・ベンド(Horseshoe Bend)へ
グランドキャニオンから64号線を東に走り抜け、89号線に合流し、そのまま2時間半のドライブです。いい天気だ~!
走っている途中、少しずつ風景が変わってきます。
立山黒部アルペンルートのような道のようでした。(行った事は無いけれど)
ページ(Page)という町に着きました。ここからさらに89号線を約6㎞南下します。
この辺りに近づくとRVやツアーバスなど、みんな同じ方向へ進むので迷う事は無さそうですが、車が少ないと分かりにくいかな?と思ったので通り過ぎないように注意です。
ホースシュー・ベンドの駐車場入り口に着くと、駐車料金を支払い、係の人の案内に従って駐車します。
駐車場から少し離れたところに簡易トイレが設置されていました。
トレイルを歩く前に済ませるのがベター。
なぜなら、ここからさらに何もない道を1㎞ほどトレイルを歩かないといけないからです。
舗装されているとはいえ、細かな砂がざらざらと靴に入って来るので歩きやすい靴が良いと思いました。(わたしもじゃがいもさんもサンダルで挑みましたが・・・)
HPでも歩きやすい靴を推奨しています!
そして何より暑い!日差しがガンガン照り付けてきます。
天気に恵まれているのはありがたいけど、かなり暑い!
歩きながら砂地に生えている草花を見つけたり、足元をトカゲが横切ったりしているのを見ながら、進んでいきます。
暑さの影響と、「ほんとにこの先にあるのかな~?」と少し半信半疑になりながら15分ほど進みます。
ホースシュー・ベンド
ちゃんとありました!!
歩いた先に急に現れるから驚きと嬉しさと自然が生み出した迫力と、色んな感情が溢れます!
ホースシュー・ベンドは、「馬の蹄鉄(ホースシュー)」の形に似ているところからそう呼ばれています。
カメラのレンズを最大にしても収まりきらないこの景観!よーく見ると川岸に何か見えます。
最大ズームにすると、そこには船が。
あの船でコロラド川を半日かけてクルーズすることもできるのだそう。どうやって300m下まで降りるんだろ。
300m以上の深さのあるコロラド川による浸食から創られたホースシュー・ベンド。そしてその後ろに続くグレンキャニオン(Glen Canyon)の大パノラマは本当に圧巻です。
参考
住所:Arizona 86040
営業時間:夜明け~夕暮れ
料金:$10.00-(RVなどの乗用車)
HP:https://horseshoebend.com/
RVでめぐるアメリカ横断7日目(中編)!
当日予約でアンテロープキャニオンへ。キャニオンの上流に降る雨がもたらす鉄砲水と風が作り出した岩壁、そしてその隙間から差し込む太陽の光のビームを堪能します。