北欧周遊旅行

北欧周遊旅行3日目(中編)!渡り鳥ルートでデンマークのコペンハーゲンへ!

北欧周遊旅行3日目のプラン

渡り鳥ルートでデンマークのコペンハーゲンへ

渡り鳥ルート、初めて耳にしたときは正直意味が分かりませんでした。

ただ、じゃがいもさんが嬉しそうに話してるなーくらいの印象。

なんか楽しそうだけど、とりあえず行ってみたら分かるか、的な感覚でした。

渡り鳥ルートとは

渡り鳥ルートは、デンマークの首都コペンハーゲン(København/Copenhagen)とドイツのハンブルク(Hamburg)を結ぶ路線の一つです。

デンマークとドイツは、陸地で繋がっていないため、何かしらの手段で海を渡る必要があります。

フェールマン・ベルト海峡をまたぐ、プットガルデン(Puttgard)~ロービュ(Rodby)間には、今現在は橋がありません。

そのため、このプットガルデン~ロービュ間は、船で渡る必要があります。

この区間を通るハンブルクとコペンハーゲンとを結ぶ路線を渡り鳥ルートと言います。

別名、渡り鳥ラインとも呼ばれています。

この路線は、鉄道と船旅を同時に楽しめるという一石二鳥のルートです。

この同時というのがミソで、ただ鉄道の旅と船の旅がセットになっているわけではありません。

鉄道自身が船に乗って、船旅をして、船から降ります!!

どういうことかというと、船の中に鉄道の線路が走っています。

陸地の線路と船の中の線路が一時的に繋がることによって、電車の乗り降りが可能となっています。

なんともまぁ、不思議な路線です。

普通に考えれば、電車から降りて、船に乗ればいいだけの話なんでしょうが・・・

きっとそこに、何かしらのロマンがあったのでしょう(生粋のめんどくさがりがいたのか?)

じゃがいも
個人的には、楽しみで仕方なかったです!

渡り鳥ルートの廃止!?

渡り鳥ルートと呼ばれるようになったメインの区間であるプットガルデン~ロービュ間に、海峡トンネルが建設される計画があります。

元々の計画では、2018年に海峡大橋が建設される予定でしたが、いろいろと計画が見直され、今のところ、2024年に海峡トンネルが建設される予定となっています。

悲しいことに、2019年12月14日をもって、この渡り鳥ルートは、廃止されました。

橋やトンネルが建設されれば、不要なものなのかもしれませんが、風情を楽しむってのも悪くないんじゃないかなって思います。

まずは電車で出発!ハンブルク中央駅からプットガルデンへ

ハンブルク中央駅を朝の9時過ぎに出発します。

ハンブルク中央駅のプラットフォーム

駅のプラットフォームが広々して分かりやすい。

渡り鳥ルートの電車の車両

今回は座席を予約していたので、予約の車両に座ります。

コペンハーゲンへ向かう車窓からの景色
コペンハーゲンへ向かう車窓からの景色

車窓から、のどかな風景が広がります。

しばらくすると電車のアナウンスが流れました。

ドイツ語で何と言っているか分かりません。

じゃがいもさんと「どうしたんだろうね」と話していると、隣に座っていたご婦人が「残念ね」と話しかけてくれました。

聞くと「今日は渡り鳥ルートは運行しないらしいわ」と説明してくれました。

たまご
この先どうなるんだ?
ドイツのフェーマルン島にあるPuttgarden駅

電車は約3時間弱でドイツのフェーマルン島(Fehmarn)のプットガルデンという町のPuttgarden駅に着きました。

アナウンスにより、この駅でみんな降りて下さいと案内が。

言われるがままに荷物を全て持ち、後に続きます。

渡り鳥ルートの接続

階段を上がると、渡り鳥ルートの電車とフェリーが接続する線路が見えました。

本来であれば、電車に乗ってこの線路の先にあるフェリーにうつり、移動するはずでした。

残念ながら、今回乗ってきた電車とはここでさよならです。

歩いてフェリーへと向かいます。

続いてフェリー乗船!!ロラン島(Lolland)にあるレズビュハウン港へ

渡り鳥ルートのフェリー

これから約45分間の船旅です。

今回乗船するのはScandlinesが運営するフェリーです。

船内の入り口には「Prinsesse Benedikte」と、デンマーク王女の名前が書かれていました。

プリンセス・ベネディクト号の船内案内図

プリンセス・ベネディクト号の船内の案内図です。

本来は船の下部にあるCar/Train Deckの場所に電車が入ります。

公式HPでは118m/2Trackの電車が入ると記載されていました。

早速、船内探検に向かいます。

プリンセス・ベネディクト号のキオスク

飲み物やホットドッグ、お菓子などを販売している売店がありました。

渡り鳥ルートフェリー内のカフェテリア

ビュッフェタイプの食事をとれるレストランや、カフェテリアもあります。

免税店も入っていました。

プリンセス・ベネディクト号の屋上テラス

フェリーの屋上に行き、海風を浴びるのも気持ちが良いです。

フェリー乗船時間が1時間も無いため、少し急ぎ足で船内を回りました。

渡り鳥ルートカフェテリアのランチ

昼食は先ほど見つけたカフェテリアで、恐らくこの旅最後になるであろう大好きな「カリーヴルスト」と「シュニッツェル」を頂きます。

フェリーから望むレズビュハウンの港

そうこうしているうちに、前方にレズビュハウンの港が見えてきました。

45分の船旅、あっという間にデンマークのロラン島(Lolland)にあるレズビュハウンの街に到着です。

たまご
さよならGermany

メモ

Scandlinesはドイツ、デンマーク、スウェーデンのバルト3国間を車両や旅客、貨物を運ぶための役割を担っています。フェリー予約はこちらをどうぞ!

最後はバス!!コペンハーゲンへ

フェリーを降りてこのまま普通に国境越えちゃうのか?と思っていたら、パスポートチェックがありました。

その後、「このままバス停まで向かってね」と係りの人に案内されます。

渡り鳥ルート・コペンハーゲンへ向かうバス乗り場

バス乗り場へ向かう人も結構多くて、バスの数足りるの?と心配しましたが余裕でした。

コペンハーゲンへ向かうバスのUSBチャージャー

バス内にはUSB接続の充電器もあるし、快適です。(Wi-Fiは無かった・・)

コペンハーゲンへ向かうバスの車内

車内はこんな感じです。

日本の高速バス並みに快適♪

ここからバスで2時間弱、コペンハーゲンを目指します。

たまご
とりあえずおやすみなさいzzZ
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チボリ公園の入り口
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